2025年に入って、ドイツとオーストリアで一般市民を無差別に襲う事件が発生していました。そして2月22日に、フランスでも市民を襲う事件が発生しています。事件が起きたのは、ドイツやスイスの国境に近い街ミュルーズです。
負傷者だけでなく死者も出ている事件です。こちらの記事では、今回フランスで発生した事件と、フランスの治安の状況について説明しています。
事件の概要
発生日時:2025年2月22日(土)午後
事件現場:ドイツやスイス国境に近いフランス東部の都市ミュルーズ(Mulhouse)のマーケット周辺
死者:1名
負傷者:数名(犯人を拘束しようとした警察官も含む)
犯人:事件現場で逮捕。37歳のアルジェリア人と報道あり
事件の内容;犯人がマーケット周辺で刃物で無差別に通りすがりの人を襲撃
事件を伝える報道:BBCの記事
フランスの治安
日本、ドイツ、フランスの殺人事件発生率(10万人あたり)
日本:0.233 (2022年)
フランス:1.335(2023年)
ドイツ:0.823 (2022年)
上記の通り、日本と比較すると、およそ6倍の発生率です。隣国のドイツと比べても1.5倍となっております。ただし旅行者はトラブルが起きない限り、殺人事件に巻き込まれることは稀でしょう
オーストリア、フランス、ドイツで続く無差別テロ
2024年からドイツを中心として、オーストリアやフランスで市民を対象にした無差別の襲撃事件が続いています。
ドイツのマンハイムでの事件 / 死者1名 (2024年5月31日)
ドイツのゾーリンゲンでの事件 / 死者3名 (2024年8月23日)
ドイツのマグデブルクでの事件 / 死者6名(2024年12月20日)
ドイツのアシャッフェンブルクでの事件 / 死者2名(2025年1月22日)
ドイツのミュンヘンでの事件 / 死者2名(2025年2月13日)
オーストリアのフィラハでの事件 / 死者1名(2025年2月15日)
フランスで事件に巻き込まれたら
通報や病院への搬送などが必要な場合には、下記の電話番号に連絡しましょう。
フランス・警察:17
フランス・救急医療:15
フランス・消防:18