2025年2月に入って、ギリシャのサントリーニ島周辺で地震が発生しています。地震はマグニチュード5の地震が連続しており、地震の震源も浅く、地震だけでなく、津波の発生の可能性もあります。現在は地震による被害から逃れるため、多くの島民が島を離れています。そんなサントリーニ島周辺で地震について、こちらの記事では紹介しています。
サントリーニ島周辺で続く大規模な地震
- 2024年夏から多くの地震が発生
- 2025年1月から地震活動が活発に
- 2025年2月からは震度5以上の地震が短期間で連続発生
- 震度5以上の地震の震源は10キロ程度と浅い
エーゲ海にあるギリシャの島、サントリーニ島で地震が続いています。昨年夏(2024年)より地震が多く発生していました。2025年1月に入ってからは地震活動が活発となっています。そして2月になってからは無数の地震が記録されており、2月4日、2月5日、2月7日はサントリーニ島周辺でマグニチュード5の地震が連続して発生しています。
最近起きたマグニチュード5以上の震源は地表から10キロ前後のところにあり、マグニチュードが高く、震源が浅いと津波発生の危険もあるのです(注)。自然災害の専門家によれば、今の所、地震活動の期間がどれほど続くか、現在のところわかっておらず、今後も大規模な地震や火山活動に警戒する必要があると報告しています。
(注:高知市のホームページでは、マグニチュードが7以上で、震源が浅いと、大規模な津波が発生しやすいと説明しています)
地震の影響 / 避難
ギリシャでは連続した地震の発生のため、サントリーニ島周辺に非常事態宣言を宣言しており、2025年3月3日まで宣言は効力を持ちます。現在は冬季で観光客は少なく、サントリーニ島にいるのは多くの住民です。1万5千人ほどの人がサントリーニ島に住んでいますが、現在島から避難を始めています。2月7日の報道では、既に飛行機やフェリーを使って、およそ1万千人の人々が島を離れているそうです。
サントリーニ島について
島はギリシャのエーゲ海に浮かぶ島で、ギリシャとトルコの中間地点にあります。ギリシャの首都アテネからは、東南に200キロほど離れています。島はかつて火山が爆発した島の外輪部分となっています。このような島ですが、幅は10キロもなく、長さは20キロほどの大きさです。ビーチリゾートのある人気のあるリゾート地で、多くの観光客が訪れることでも知られています。