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ウィーンで見ておきたい美術館、クリムトの代表作を見れるウィーン分離派会館

ウィーンには数多くの美術館があります。なかでもウィーン美術史博物館は、作品数や展示される作品の重要性から、ウィーン観光で訪れるべき場所となっています。しかし、忘れてはいけないのは、それ以外の美術館です。

特にウィーン分離派会館で、ここでは多くのファンがいるグスタフ・クリムトの重要な作品を鑑賞することができるのです。そして、古都ウィーンで伝統に抗い、ラディカルな表現を追求した作品を楽しむことができるのです。こちらの記事では、そんなウィーン分離派会館について、その歴史的な背景や見どころについて紹介したいと思います。

古都ウィーンにある重要な美術館

ウィーン分離派会館はオーストリアの首都ウィーンにある美術館です。ウィーンといえば、古都であり、日本で言えば京都のような街と言えるかもしれません。街には歴史があり、伝統的な文化によって豊かな文化都市となっています。

しかし、そうした伝統に立ち向かい新しい文化を生み出そうとしたのがウィーン分離派でした。ウィーン分離派会館では、そうした分離派の拠点であり、その代表的な存在でもあったクリムトの作品を展示するウィーンで必見の美術館となっているのです。

他の美術館と合わせて訪れやすいウィーン分離派会館

ウィーン分離派会館があるのは街の中心部です。近くには環状道路のリングシュトラーセがあり、地下鉄のカールスプラッツ駅がある交通アクセスの良い場所です。

美術史美術館や、多くの美術館が集まるミュージアムクォーターに近く、他の観光スポットに合わせて訪れることができます。訪れやすい場所であるため、ウィーンを訪れるのであれば、ぜひ訪れてほしい場所です。

ウィーン分離派とは

美術館の名前にもなっているウィーン分離派とは19世紀末に結成されたアーティストのグループです。当時ウィーンでは展示スペースを運営していたのは保守的な芸術家の団体です。それに反発して発足したのがウィーン分離派だったのです。

分離派は伝統芸術からの分離を目指したことから分離派と呼ばれています。そんな分離派は自分たちの作品を展示する場所として建てられたのが、ウィーン分離派会館なのです。

分離派の展示を紹介する模型

分離派の会長だったクリムト

このようなウィーン分離派ですが、その初代の会長を務めたのがグスタフ・クリムトなのです。クリムトは金箔を使用した装飾的なスタイルの作品で知られています。

また生や死、エロティックなモチーフを美しく描いており、今も人気の衰えないアーティストです。そんなクリムトは、分離派の一員として活動し、この分離派会館で多くの作品を発表したのです。

ウィーン分離派会館の見どころ:ベートーヴェン・フリーズ

ウィーン分離派会館に見どころとなるのが、そんなクリムトの代表作の一つベートーヴェン・フリーズです。この作品は分離派展に出品されたもので、ベートーヴェンの交響曲第9番をテーマとした壁画です。3面の巨大な壁画には交響曲第9番を、愛、苦悩、歓喜の姿で目に見える形としています。

しかし、裸体や怪物が登場する作品は、当時は不評を買ったと言われています。そんな時代が追いつくことのできなかったクリムトの作品は、ウィーン分離派会館の目玉作品となっており、今では多くの人を引き寄せているのです。

古都でラディカルな作品を楽しめる美術館

ウィーン分離派会館ですが、展示はクリムトの作品ばかりではありません。現代アートの作品を特別展として展示しており、クリムト以外のアーティストの作品も楽しむことができるのです。

そのため、19世紀のラディカルな美術作品と、現代のラディカルな作品を合わせて見ることができるでしょう。クリムトが好きな人だけでなく、現代アートが好きな人にとっても必見の美術館なのです。

ウィーンで必見の美術館

古都ウィーンは歴史ある街で伝統的な美術作品を楽しめる場所です。しかしウィーン分離派会館はそんなウィーンで伝統に向き合った分離派や、クリムトの挑戦的なラディカルな表現を楽しめる場所です。

また、それだけでなく現代アート作品の展示を通じて、現在の尖った美術作品を楽しめる場所でもあります。ウィーンを訪れるなら、見逃すことのできない場所なので、ぜひウィーン観光の際に訪れてみてください。

ウィーン分離派会館 / Secession

アドレス:Friedrichstraße 12, 1010 Wien

開館時間:10〜18時 / 火〜日(12月24日10〜14時、1月1日 12〜18時)

休館日:月曜、12月25日

入場料:13ユーロ

Web-Site:ウィーン分離派会館