最近ヨーロッパの国々では襲撃事件が連続して発生しています。今回事件が発生したのはフランスの学校です。
2025年4月24日の午後にフランス西部の都市にある学校で刃物を使った襲撃事件が発生しました。そこでは複数の学生が刺され、そのうちの1名が亡くなっています。
最近ヨーロッパの国々では襲撃事件が連続して発生しています。今回事件が発生したのはフランスの学校です。最近多発する路上などでの市民を狙った無差別殺人事件ではありませんが、学校で発生した事件であり、凶悪事件であるため、こちらで紹介します。
こちらの記事では現在わかっている事件の状況について紹介します。
事件の概要
発生日時:2025年4月24日(木)15:30頃
事件現場:フランス西部の都市ドウォン(Doulon)の私立学校
死傷者:死者1名(10代の少女)、負傷者3名(うち1名は重体)
容疑者:15歳の少年
事件の内容;ヘルメットを被った容疑者が教室に侵入して学生を襲撃。容疑者は現場で教師によって取り押さえられたと証言あり。
フランスの治安
ヨーロッパは世界的にみると犯罪発生率は低く比較安全な国が多いです。ただしフランスは周辺国と比べると殺人事件の発生率が少し高くなっており、ヨーロッパの中ではあまり安全とは言えません。
日本とフランス、殺人事件発生率(10万人あたり)
日本:0.233 (2022年)
フランス:1.335 (2023年)
日本とフランスの凶悪事件(殺人事件)の発生率を比較すると、およそ6倍となっています。とはいえ、アメリカなどの国に比べれば格段に低いため、凶悪犯罪が多発しているとは言えないでしょう。日本が世界的に見ても低いだけです。ちなみにフランスの周辺の国々の殺人事件の発生率は、ドイツ/0.823、イギリス/1.148、オランダ/0.691となっています。
オーストリア、フランス、ドイツなどヨーロッパで連続する無差別テロ
2024年からドイツ、オーストリア、フランスなどヨーロッパの国々で市民を対象にした無差別の襲撃事件が続いています。今回の事件が無差別襲撃事件である可能性は現状では低いのですが、現在ヨーロッパで無差別襲撃事件が続いていることに気をつけてください。
発生場所 | 死者数 | 事件発生日 |
---|---|---|
ドイツ/マンハイム | 1名 | 2024年5月31日 |
ドイツ/ゾーリンゲン | 3名 | 2024年8月23日 |
ドイツ/マグデブルク | 6名 | 2024年12月20日 |
ドイツ/アシャッフェンブルク | 2名 | 2025年1月22日 |
ドイツ/ミュンヘン | 2名 | 2025年2月13日 |
オーストリア/フィラハ | 1名 | 2025年2月15日 |
フランス/ミュルーズ | 1名 | 2025年2月22日 |
ドイツ/マンハイム | 2名 | 2025年3月3日 |
オランダ/アムステルダム | 0名 | 2025年3月27日 |
オランダ/アムステルダム | 0名 | 2025年4月3日 |
フランスで事件に巻き込まれたら
通報や病院への搬送などが必要な場合には、下記の電話番号に連絡しましょう。
フランス・警察:17
フランス・救急医療:15
フランス・消防:18