現在、ヨーロッパの多くの国でストライキが行われています。特にストライキが激しく行われている国は、イタリア、ドイツ、ベルギー、ギリシャの4カ国です。
いずれに国でも全国規模のストライキが行われており、多くのフライトがキャンセルされたり、全国規模で鉄道が運休となることが起きています。
今回ストライキが行われるのはベルギーで、全国規模のゼネラル・ストライキが予定されています。飛行機のフライトや鉄道の運行に大きな影響を与えると報道されています。
こちらの記事では、そんなベルギーで3月に予定されているゼネラル・ストライキについて紹介します。
現在ヨーロッパで予定されているストライキについては、こちらの記事で紹介しています。
ストライキの内容
期間:2025年3月31日(月)
対象の交通機関:ブリュッセル空港やベルギー国鉄(SNCB)など
ストライキの内容:
- ブリュッセル空港の3月31日の出発便の全てが欠航。到着便も影響を受ける可能性。
- シャルルロワ空港(Charleroi Airport)は出発便も到着便も欠航。
- ブリュッセル市内の公共交通機関であるブリュッセル首都圏交通(STIB)では部分的な運行を行うと告知。
- フランデレン地域の公共交通機関(De Lijn)の運行に影響が出ると報道あり。
- ワロン地域の公共交通機関(TEC)の運行に影響が出ると報道あり。
- ベルギー国鉄(SNCB)では通常より少ない本数の運行と報道あり。
ベルギーのゼネラル・ストライキ
ゼネラル・ストライキとは労働者が会社などの垣根を越えて、全国規模で行われるストライキです。規模が大きいため様々な影響を与えることになります。
現在ベルギー政府は年金改革を行おうとしており、労働者がそれに反発する形でストライキが行われています。
2025年1月13日にゼネラル・ストライキが行われており、その際にはブリュッセル空港でフライトの半数近くがキャンセルとなり、鉄道でも限られた本数のみが運行されることになりました。
予定されているストライキが1月に行われるものと同規模になるかはわかりませんが、同様になった場合には大きな影響を与えることになるでしょう。
(既に海外のメディアでは3月31日のストライキが取り上げられており、英政府ではベルギーでの移動や旅行に注意喚起しています。)
ベルギーでの他のストライキとの連動
ベルギー全土に路線を持つSNCBが2025年3月23日から30日までのストライキを予定しています。そのため3月31日のゼネラル・ストライキと連なり、3月23日から31日まで鉄道での移動に大規模な影響があることを告知しています。
ストライキの最新情報の確認
ストライキは会社と組合が合意されない場合に実行されます。そのためストライキ直前で回避されることも、またストライキのスケジュールが変更されることもあります。
そのためストライキの情報は常に鉄道会社や空港の公式ページで最新の情報を確認するようにしてください。