2024年9月13日より中欧、東欧諸国では大雨が続き、多くの被害が出ています。オーストリアでは大雨により水位が上昇しており、多くの洪水が発生しています。また9月17日にオーストリアの一部地域で豪雨が予想されているなど、今後も大雨による被害の拡大が予想されます。そこで、こちらの記事ではオーストリアの大雨の影響や、それが交通にもたらしている影響について紹介します。
(2024年9月19日確認)
洪水によって大きな影響を受けている国
- チェコ
- ポーランド
- オーストリア
- ルーマニア
- イタリア
オーストリアでの洪水による影響
- ウィーンの水位は下降
- ブルゲンラント州の河川では今も注意が必要
- オーストリア連邦鉄道(ÖBB)では9月19日夕方まで旅行を控えるようにアナウンス
- オーストリア連邦鉄道(ÖBB)の一部の路線が運行縮小
- オーストリアとドイツを結ぶ路線に影響あり
ウィーン国際空港の運行状況
空港の公式ページでは、9月16日までウィーン国際空港では天候の影響から離発着便に遅れる可能性があると表示されていました。しかし9月19日現在天候の影響について表示はされていません。また空港の離発着のスケジュールを見る限りでは、一部の便に遅延が出ているものの、通常通り飛行機の離発着が行われています。
ウィーン中央駅とウィーン国際空港を結ぶ列車(RailJet)は現在1時間に1本運行しています。
ウィーン国際空港公式ページ(現在の状況や、離発着便のスケジュールを表示)
オーストリア連邦鉄道(ÖBB)の運行状況
多数の路線で大雨や洪水の影響を受けて、運行の縮小、遅延、不通の路線が出ています。下記はウィーン中央駅と他の駅を結ぶ路線の不通について情報です。他にも不通の路線や運行の縮小を行う路線が多数あります。
- Wien Hbf – St. Valentin Bahnhof間は、9月17日23:59まで運休。
- Wien Hbf (U) – Bratislava Petrzalka間は、9月17日23:59まで運休。
- Wien Hbf (U) – Hegyeshalom間は、9月17日23:59まで運休。
- Wien Hbf (U) – Wulkaprodersdorf Bahnhof間は、9月17日23:59まで運休。
ÖBBの運行状況については、Info24News、もしくはÖBBの公式情報をご確認ください。
オーストリアでの洪水に影響を受けているドイツ鉄道の長距離路線
- ウィーン – ニュルンベルク間のICE(パッサウ – ニュルンベルク間で運行。場合によっては運休する便も)
- ウィーン – ミュンヘン間のRailJet(ザルツブルク – ミュンヘン間で運行 。場合によっては運休する便も)
(2024年9月19日確認)
ドイツ鉄道の運行状況を掲載するページ(ドイツ語)
ウィーン市内の公共交通期間への影響
U6、U4、U3、U2で運行制限がありましたが、運行再開しています。
- U4 (Heiligenstadt – Friedensbrücke 間のみ運行)
- U6 (Floridsdorf – Westbahnhof間及びBahnhof Meidling – Siebenhirten間のみ運行)
- U3 (Ottakring – Schlachthausgasse間で運行)
- U2 (Seestadt – Taborstraße間で運行)
(2024年9月19日確認)
ウィーンの公共交通状況については、ウィーン市の公式ページを確認してください。
最新情報を確認するには?
洪水の公共交通機関への影響はしばらく続くと考えられます。最新の情報については、在オーストリア日本大使館、英語のニュース、オーストリア連邦鉄道のページなどで最新の情報を確認して、交通機関を利用すると良いでしょう。