ミュンヘンで毎年開催されるオクトーバーフェストは、ドイツで開催される最大級のお祭りです。世界的に知られており、世界各国から多くの人が訪れています。日本でも同名のイベントが開催されるほど、オクトーバーフェストはビールをテーマとしたお祭りとして、多くの人に愛されているのです。
ミュンヘンで開催されるオクトーバーフェストはドイツのビールを楽しめるだけでなく、お祭りとしての雰囲気を楽しむことができるでしょう。そのため実際に訪れる人少なくないと思います。
こちらの記事では、そんな人気のあるオクトーバーフェストについて、その歴史、見どころ、注意点、そして2025年のスケジュールなどを紹介します。

オクトーバーフェストの歴史
オクトーバーフェストは1810年に初めて開催されれましたが、元々は南ドイツを治めるバイエルン王国の王太子の結婚式を祝うものでした。それが毎年恒例となり、秋のビール醸造シーズンを祝う祭りへとお祭りの意味が変わっていきます。
そして現在ではビールを楽しむお祭りとして世界的に知られているのです。もちろん開催初期から続くパレードなど、伝統的な側面は今も残されています。

オクトーバーフェストの会場
会場はミュンヘン市中心部に広がるテレージエンヴィーゼです。会場は広大で42ヘクタールもあり、その広さは東京ドーム約9個分に相当するのです。
会場には地元のビール醸造所が建てた「ビアツェルト」と呼ばれる仮設の建物が並びます。仮設とは思えないほど立派で、ビールだけでなく食事も楽しめるレストランのようになっています。これらビアツェルトに加え、小規模な仮設の建物も多数ありビールや食事を楽しむことができます。

ビアツェルト
オクトーバーフェストならではの雰囲気を味わうなら、ビアツェルトを訪れるのがお勧めです。地元の醸造所のビアツェルトは17軒あり、それぞれ収容人数に限りがあります。
ビアツェルトは予約も可能ですが、予約が開始されると同時に埋まることが多いです。事前予約が難しい場合でも、テントによっては予約できない席も用意されているため、訪問当日に開場と同時に訪れることで席を確保できるでしょう。
ビアツェルトの予約は、ミュンヘン市公式ページから行うことができます。

オクトーバーフェストで気を付けたいこと
オクトーバーフェストの公式ページでは、訪問に際して気を付けたいことについて掲載しています。
- ビアツェルトの予約について:入場は無料です。座席の約4分の1は予約不要。週末・祝日は午後3時まで全座席の半分、それ以降も25%は予約不要。
- セキュリティーチェック:持ち込める荷物のサイズは20cm x 15cm x 10cmまで、最大容量は3リットルまで。
- 持ち込み不可となるもの:ガススプレー缶、腐食性・着色性物質、武器となるもの、ガラス瓶、自転車、スクーター、スケートボード。
- ベビーカーの持ち込み制限:土曜日と祝日は終日持ち込み禁止、その他の日(10月2日を含む)は午後6時以降持ち込み禁止。
- 動物の入場:介助犬以外は不可。
- 入場料:会場のテレージエンヴィーゼやビアツェルトへの入場は無料です。ただし、「Oide Wiesn(オイデ・ヴィーズン)」のような会場内のスペースには4ユーロの入場料がかかります。
- 最寄駅:
- Uバーン(地下鉄):U4/U5線「テレージエンヴィーゼ駅」「シュヴァンターラーヘーエ駅」、U4/U5線またはS7/S20線「ハイメランプラッツ駅」、U3/U6線「ゲーテプラッツ駅」「ポチシュトラーセ駅」。
- Sバーン:「ハッカーブリュッケ駅」(混雑時は閉鎖される場合あり)。
- 喫煙:会場やビアガーデンでは可能ですが、ビアツェルト内は2010年以降禁止されています(ほとんどの店に喫煙スペースあり)。

2025年のオクトーバーフェストのスケジュール
オクトーバーフェストは通常16日間の開催です。
- 会場:Theresienhöhe 16, 80339 München
- 会期:2025年9月20日(土)から10月5日(日)まで
- 開園時間:
- 月曜日~木曜日:午前10時~午後11時30分
- 金曜日、および10月2日(木曜日):午前10時~深夜0時
- 土曜日:午前9時~深夜0時
- 日曜日:午前9時~午後11時30分
- 入場料:無料
オクトーバーフェストのイベントや最新情報については、公式ページをご確認ください。
