海外旅行をする際に忘れていけないことの一つは訪れた国と日本との時差です。ヨーロッパの国々は日本との大きな時差があります。
例えば、スペインでは昼であっても、体内時計が日本時間のままでは昼でも眠たくなることがあるでしょう。このように時差は時差ぼけを起こすことがあるため気を付けなくてはいけないのです。
そんな日本との時差ですが、時期によって変わることに驚かされるかもしれません。なぜならサマータイムを導入している国では夏と冬で日本との時差が変わってくるからです。
今回紹介するのは日本とスペインとの時差です。また時差を変えてしまうサマータイムのスケジュールについても、こちらの記事で紹介したいと思います。
日本とスペインの時差は夏7時間、冬8時間
- スペインと日本の時差は7時間 (3月下旬から10月下旬まで/サマータイム期間中)
- スペインと日本の時差は8時間 (10月下旬から3月下旬まで)
スペインと日本との時差はサマータイムの期間中と期間外で変わることになります。スペインがサマータイムに入ると(3月下旬から10月下旬まで)、時差は7時間となります。日本がUTC(協定世界時)が+9時間となっており、スペインは+2時間となっているからです。
- 日本:UTC+9
- スペイン:UTC+2 / サマータイム期間 (日本がスペインより7時間先行)
- スペイン:UTC+1 / 非サマータイム期間(日本がスペインより8時間先行)
日本はスペインより7時間先行しており、日本がお昼の12時の時にはスペインは早朝5時となるのです。ただし夏が終わりサマータイムが終わると(10月下旬から3月下旬まで)、スペインはUTC+1時間となるため、時差が8時間となります。
2025年のスペインのサマータイムはいつからいつまで?
- 2025年のスペインのサマータイムは3月30日〜10月26日
他のヨーロッパ諸国同様スペインでサマータイムが始まるのは3月の最終日曜日です。2025年の場合は3月30日となります。そして標準の時間に戻るのは通常10月の最終日曜日です。2025年の場合は10月26日となります。
2025年3月30日にスペインのサマータイムがスタート
スペインでは2025年3月30日の02:00に時計の針が進み、03:00となります。朝起きると、いつもより1時間時計の針が進んでいることになります。そのため寝坊したと勘違いすることもあります。

2025年10月26日にスペインのサマータイムが終了
2025年10月26日の03:00に時計の針が戻り、02:00となります。朝起きると、いつもり1時間時計の針が戻っていることになります。そのため朝の1時間を得したような気分になるかもしれません。

いずれも日曜日に変わるため、土曜日とは1時間異なる時計の時間となります。そのためニュースなどを見ないと、時計の針が進んだり戻っていることに気付かないこともあるでしょう。
スペインのサマータイムは廃止される?
- スペインでのサマータイムの議論は続いています。
最近ではサマータイム廃止の動きが世界各国で見られるようになりました。報道によれば、実際にEUでは2021年に加盟国がサマータイムの取り入れ義務を廃止しています。そのためサマータイムの継続は加盟国の判断に任されています。しかし義務がなくなってもEU加盟国では現状維持としており、サマータイムを廃止する国は出てきておりません。ですが、今後もサマータイム廃止についての議論は続いていくでしょう。
他のヨーロッパ諸国のサマータイムは、こちらの記事で紹介しています。